インターネットビジネスと聞くと、どのようなイメージを持ちますでしょうか。ビジネスは、リアルビジネスとインターネットビジネスの2つに分類され、これらの特徴は大きく異なります。インターネットビジネスの最大の特徴は、時間的制約がほとんどないということです。好きなときに、好きな場所で、パソコンとネット通信環境さえあれば仕事ができるということです。決して、「楽なビジネス」という意味ではありませんので、誤解しないようにしてください。リアルビジネスとインターネットビジネスの違いや、それぞれの特徴については、別の記事で詳しく解説していますので、まだ読まれていないようでしたら、ぜひそちらで学習していただければと思います。
それでは、取り組むべきインターネットビジネスを見極める際に、どのような点に注意をすればいいのかについて、解説していきたいと思います。インターネットビジネスを始めようと思う方のほとんどは、どのようなビジネスがあるのか、どのようなビジネスに取り組むべきなのかを考える際、インターネットで検索をするのではないかと思います。しかし、インターネット上は、無数の情報が散乱するカオスの状態にあり、その中から、何を基準に判断すればいいのかがわからなくなる方がほとんどです。そこで重要になるのが、正しい判断基準を持って、インターネットビジネスを見極めるということです。その正しい判断基準というのは、実はたった3つに集約することができます。
・自分に合ったビジネス
・本質を捉えたビジネス
・権利収入につながるビジネス
この3つなのです。ここからは、この3つについて、それぞれ説明していきたいと思います。
(1)自分に合ったビジネス
まず、「自分に合ったビジネス」について説明します。自分に合ったビジネスかどうかを見分けるポイントは2つあります。1つ目は、「好きかどうか」ということです。単純なことのようですが、実はこれが極めて重要なポイントです。ビジネスは、継続することが唯一無二の成功するための方法です。つまり、どんなビジネスでも、諦めずに継続することができれば、必ず成功できます。これは、インターネットビジネスも例外ではありません。そして、継続できるか否かは、そのビジネスが好きかどうかで決まります。稼げそうだから、という理由で始めたビジネスは、絶対に継続できません。好きだから、という理由で選んだビジネスは、続けることができますし、成功することができます。これは、ビジネスを選ぶ上で最も大切な視点ですので、必ず覚えておいてください。そして2つ目は、「自分の生活スタイルにおいて物理的に実践可能か」ということです。これは非常に単純なことで、例えば副業としてインターネットビジネスを始めようとした場合、本業の仕事が平日の昼間にあるのであれば、当然ながら平日の昼間はインターネットビジネスの作業ができませんので、この時間に何か作業をしなくてはいけないビジネスは物理的に実践できません。インターネットビジネスは時間や場所に縛られない場合が多いので、あくまでも一例として考えてください。このように、自分が好きで続けられるビジネスであり、自分の生活スタイルを大きく変えることなく実践できるビジネスを選ぶべきです。これが、自分に合ったビジネスなのです。
(2)本質を捉えたビジネス
次に、「本質を捉えたビジネス」についてですが、これは、実際に利益をあげることができるかどうかに直結する重要なポイントです。様々なインターネットビジネスに関する指南書、指南サイトを見ていると、「古い情報は役に立たない」という話をよく目にします。これは、裏を返せば、短期間しか有効でないビジネス、つまり賞味期限の短いビジネスであると言えます。これでは意味がありません。本質を捉えたビジネスに、賞味期限はないのです。もちろん、時代に合わせたチューニングの作業は必要ですし、ビジネスは常に進化し続けなくてはなりませんが、そのビジネス自体が世の中から消えてしまったり、仕組み自体が通用しなくなる可能性があるようなものであれば、そのビジネスは本質を捉えたものではないと言えます。本質を捉えたビジネスは、続ければ続けるほど売り上げは伸びますし、安定してきます。このように考えると、インターネットビジネスの世界は、あまりにも賞味期限が短いビジネスが多いですし、その中から、本質を捉えた本物のビジネスを探し出すことは容易ではありません。よく、インターネット上で、「月に100万円稼いだ方法」などという文字を目にしますが、決してこれが嘘だとは言いません。しかし、賞味期限は極めて短いものがほとんどなのです。しかし、ビジネスの仕組み、ビジネスの本質を考えずに、謳い文句だけを見て判断し、挑戦し、挫折していく人を多く見てきました。情報社会ですので、インターネット上には様々な情報が存在します。その中で、様々なインターネットビジネスが生まれては消えを繰り返しています。一方で、インターネットが広く一般に普及してきた頃から、基本的な仕組みは変わっていないビジネスも存在します。それこそが、ビジネスの本質を捉えたものなのです。重要なポイントですので、繰り返しますが、本質を捉えたビジネスというのは、一時的な賞味期限の短いビジネスではなく、将来においても継続可能なビジネスということです。今たまたま流行しているサイトを利用して利益を上げるとか、たまたま流行しているゲームソフトを利用して利益を上げるとか、そのような一過性のビジネスではなく、インターネットが存在する以上、絶対になくならない本質的な要素を利用してビジネスを構築するのです。本質的な要素とは、例えば、インターネット回線、インターネット広告、インターネット販売、インターネット決済、ホームページ、eメール、などといったインターネットが存在することと同義とも言えるレベルの根本的なものです。これらの本質的要素が存在する限りは、利益を上げ続けられるビジネスの仕組みになっていることが重要なのです。
(3)権利収入につながるビジネス
最後に、「権利収入につながるビジネス」についてです。これはビジネスに対する考え方にもよりますので、必須事項ではないのですが、私は非常に重要視している項目です。どういうことかと言うと、労働(作業)をし続けることで収入を得る仕組みなのか、将来的には労働をしなくても自動的に収入が入ってくる仕組みを構築するのかということです。労働をしなくても、構築した仕組みから自動的に発生し続ける収入のことを、権利収入と言います。不労所得と呼ばれることもあります。老後の資金にも心配がなく、前者の方がやりがいがあって面白いと感じる方は、この項目は無視していただいて構いませんが、私も含め、ほとんどの方が後者を理想と考えるのではないでしょうか。そうであるならば、はじめから、権利収入につながるビジネスを選択する必要があります。例えば、あるメールを1通送信すると収益が発生するというビジネスモデルがあったとしましょう。これは、メールを作成するという作業をし続ける必要がありますので、権利収入にはつながりにくいと言えます。もちろん、メールの作成を外注するというような方法もありますが、もし作成するメールの内容が自分にしか書けないような専門的な内容であれば、外注すらもできない可能性があります。これは、専門的な分野の有料メールマガジンを発行するようなビジネスに該当します。このように、権利収入につなげやすいビジネスモデルになっているかという視点で考えるのです。
以上の3点のうち、まずは「本質を捉えたビジネス」「権利収入につながるビジネス」という2つの点に着目し、これらに合致するものだけを選定します。その中で「自分に合ったビジネス」を選ぶ、という順番で決めていけばいいでしょう。
それではここで、どのようなインターネットビジネスが存在するのか、無数にある中からメジャーなものをピックアップしてみます。
・ネットショップ
・有料メールマガジン
・有料会員サイト
・情報商材販売
・電子書籍販売
・アフィリエイト
PPCアフィリエイト
ブログ/サイトSEOアフィリエイト
ポータルサイトアフィリエイト
メールマガジンアフィリエイト
動画アフィリエイト
自己アフィリエイト
・ポイントサイト
・Webサービスツール(翻訳サービスなど)
・アプリ製作
・転売
・不用品販売
・クラウドソーシング
・写真販売
以上はごく一部のメジャーなもので、マイナーなものも挙げればきりがありませんが、この中で、本当に本質を捉えているビジネスは多くありません。例えば、アプリの製作などは、そもそもアプリという概念自体が大きく変わってしまう可能性もあります。さきほど説明した通り、本質を捉えたビジネスは、賞味期限が長く、継続的に収益をあげ続けることができます。そして継続すればするほど売り上げは伸びますし、安定してきます。また、権利収入につながるビジネスも多くはありません。例えば、有料メールマガジンや有料会員サイトなども専門知識のある本人が執筆作業を続ける必要がありますし、転売や不用品販売なども相当量の作業が発生し続けますし、クラウドソーシングはまさに労働対価の仕事になります。そもそも、転売や不用品販売などは、インターネットビジネスではなくリアルビジネスに分類される場合もあります。このように取捨選択をしていくと、「本質を捉えたビジネス」と「権利収入につながるビジネス」の両方の条件を満たすものは、かなり絞られてきます。
それでは、これら両方の条件を満たすビジネスには、どのようなものがあるのでしょうか。上で列挙した具体例の中では、アフィリエイトの分野がそれに該当します。もちろん、アフィリエイトに分類される全ての手法が該当するとは限りませんが、インターネット上には多くの情報があり、その情報を求めて多くの人が多くのサイトに訪問し、多くの人が見るからこそそこに広告を出す価値があり、広告から売上が発生すればそれ相応の対価が発生するという、資本主義経済活動の原理原則に立てば、アフィリエイトという概念がビジネスの本質を捉えていることは言うまでもありません。アフィリエイトの細かい各論の説明をすると膨大な内容になってしまいますので、また別の記事で詳しく解説したいと思いますが、アフィリエイトというのは、ビジネスの本質を捉えた極めて理想的なビジネスモデルであることは間違いのない事実です。実際にインターネットビジネスで成功し、高収入を得ている人のほとんどは、何らかのアフィリエイトの仕組みを取り入れています。
他にも、時代に関係なく長い将来に渡って需要が見込めるテーマが題材とされているのであれば、電子書籍販売なども本質を捉えたビジネスであると言えるかと思います。ただし、電子書籍のみで大きな収入を得るには限界がありますので、電子書籍として出版し、売上が見込めるだけの情報を持っているのであれば、無料で閲覧できるサイトを作成し、そのサイトでアフィリエイトを行うという選択肢もあるかと思います。これは題材の内容にもよりますので、一概にどちらが正解とは言えませんが、電子書籍販売という分野自体は、ビジネスの本質を捉えているのではないでしょうか。
各論の解説を続けるときりがありませんので、このくらいにしたいと思いますが、本当に稼げるインターネットビジネスを見極める方法は、実は極めてシンプルなのです。本質を捉えた継続的に収益をあげ続けることのできるビジネス、将来的に権利収入につながるビジネス、そして、自分に合ったビジネスに取り組むことです。これらのポイントに視点を置いて、自分にとって最適なインターネットビジネスを見つけて出し、そして成功して欲しいと願っています。
インターネットビジネスの見極め方
(1)自分に合ったビジネス
・好きかどうか
・自分の生活スタイルにおいて物理的に実践可能か
(2)本質を捉えたビジネス
インターネットが存在する以上絶対になくならない本質的な要素を利用してビジネスを構築する
本質を捉えたビジネスに賞味期限はない
(3)権利収入につながるビジネス
労働をしなくても自動的に収入が入る仕組みを構築する
条件(2)と(3)を同時に満たすもの
例)アフィリエイト分野 など